結婚式の移り変わりと婚約指輪

では、そもそも婚約指輪や結婚指輪はいつから始まったのでしょう。

日本における結婚式の歴史は、その多くは皇室の結婚式と芸能人の結婚式を振り返れば、その時代に最も憧れだったウエディングの形があらわれています。

ホテルの結婚式、婚約指輪や結婚指輪の習慣が一般の日本人に浸透したのは、戦後の話しです。

戦前は自宅での結婚式が一般的でした。

東京オリンピックが1964年に開催され、前後して東京都には大型ホテルがたくさん建設されました。

オリンピックが終わり、有名芸能人が大型ホテルで豪華な結婚式を挙げるようすがテレビで報道されると、全国に結婚式場ブームが広がります。

きっかけは石原裕次郎の結婚式です。

東京から広がったホテル婚、結婚式場婚は70年代には全国で標準化され、バブル期には規模が拡大してエンタメの要素を帯びていきます。

キャンドルサービス、ゴンドラ、ドライアイス、ケーキ入刀などが定着したのもこの時期です。

お色直しで着物とドレスを両方着よう、引き出物はブランド品でと、どんどん豪華になっていきました。

このころ、70年代にダイヤモンドのデビアスの広告をなぞって、郷ひろみが結婚相手の二谷友里恵に贈った婚約指輪を「給料の3か月分」とあらわし、バブル期のブライダルの象徴になっています。

その後バブル崩壊。

冠婚葬祭のコストは削減傾向に。

バブル期を知っている人はコストを削っても良いセレモニーにしたいという感覚が強く、レストランウエディングが流行します。

広告代理店などの仕事が減って、有能なカメラマンがブライダルフォトを始める傾向が強まり、結婚式の写真の質が大幅にアップ。

地味婚の情報誌としてゼクシイが創刊しました。

その後ゼクシイはブライダル総合情報誌として成長しています。

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